1: 名無しのアニゲーさん 2024/03/23(土) 18:44:14.98 ID:3FtRFm4tH● BE:794256551-2BP(1000)
『即死チート』最終話感想:最後の最後まで最強だった夜霧のブレのなさ。久しぶりに“新しい”と思える感覚を思い出させてくれた作品(ネタバレあり)
https://dengekionline.com/articles/225408/
この12話を通して、主人公たち含めてほぼすべてのキャラクターが内面的な成長をせず、主人公が最初から最後まで最強だったという点も含め、一切ブレていないのもすごいんですよね。普通なら、それだとドラマとして成り立たないので、色々なキャラとの出会いを通じて夜霧が成長したり、互角の力をもつ敵を出して多少苦戦する展開を作らざるを得なくなると思いますが、それを全部やらずにストーリーを成り立たせるのって、かなり難しいはず。
“あらゆるものを即死させる最強の主人公”に似たような設定のアイディアを思いついたとしても、それを形にするのは間違いなく大変です。夜霧のような主人公が他の作品にほぼ存在しないのは、おそらくそういうことだと思うんです。
本作は決して万人向けではなく、評価は結構分かれるタイプの作品ではあったと思うんですが、めちゃくちゃ独特で唯一無二の魅力をもっていたのは間違いないんじゃないかなと。
これはオタクあるあるだと思うのですが、たくさん作品に触れれば触れるほど、“新鮮さ”を感じられる機会が減っていく悩みがあったので、「他で見たことがない」という感覚をいだけたのは結構久しぶりでした。とにかくサクサクとテンポよくストーリーが進んでいくのもあって、原作とはまた違った良さがあったかなと。
エンディングでは、元の世界に帰還するための賢者の石の説明や、鳳の拉致、夜霧を危険視した聖王、新しく仲間に加わったリズリーと、今後の伏線も盛り沢山でした。原作のエピソードはまだまだ残ってますし、いっそ『花川のチートがエロすぎて異世界の娘たちとウッハウハでござる!』のスピンオフでも良いので、いつかアニメ第2期が見れる日が来ることに期待したいですね。