【悲報】弱者男性さん、嫁にお願いされて大好きだったももクログッズを全て売った結果wwwwww

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1: 名無しのアニゲーさん 2024/05/06(月) 19:28:32.84 ID:SbYjN5dl0
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ねっぴー
@nepinepimate3
おはようございます☀
昨日、婚姻届を出しました!
マチアプで知り合って2ヶ月でゴールインです。
午前9:49 · 2024年1月29日

↓2ヶ月後


お嫁さんにお願いされて、大好きだったももクロのBDやグッズを全て売った結果、生きる気力が完全になくなってしまった。

自分が研究者を目指していた時にメンタルを完全に病んでしまい、希死念慮に苛まれていた時に救ってくれたのがももクロだった。
当時はそれほど歌もダンスも上手くなかったけど、笑顔で全力で歌い踊る姿に本当に励まされた。
下手でも未熟でもアンチに叩かれようとも舞台に立ち続け、全力でお客さんを楽しませようとする姿に心を打たれて、未熟でも良いからその時の自分の全力で書いた論文を発表しようと奮起することができた。
ももクロがいなかったら、自殺 していただろうし、その後に何本も論文を書くことはできなかっただろう。研究者の道を挫折した後にも不貞腐れずにコツコツと研鑽を積んで、ITエンジニアとしてそれなりに成功できたのも、ももクロのひたすらに前向きな姿勢のお陰だった。

ももクロに会う前は、論文は完璧なものでなければ世に出してはならないという偏見に囚われていて、完璧な論文を書くことのできない己の無能さに絶望しきっていた。
今から振り返るとなんと傲慢な考え方をしていたのだろうと思うけれども、増え続ける奨学金の額と将来への不安から自分を追い込んでしまいどうにもならない状態だった。
そんな時にももクロに出会い、スーパースターのような才能がなくても、不出来なごく普通の人間でも、仲間同士でお互いに支え合って生きていけば良いのだというごくごく当たり前のことにようやく気付くことができた。

多分、そのことに気付くきっかけはももクロでなくても良かったのだと思う。
映画でも、小説でも、旅でも、友人でもきっかけにはなったのだろう。でも、自分にとってはたまたま偶然に、ももクロだったのだ。
だけれども偶然ほど価値のあるものはない。科学法則や技術のように一般性や再現性がなく、人生という物語の中で、たった一度しか起きなかった偶然が自分の心を救ったのだ。



お嫁さんには、そのことを話して、ももクロのグッズやBDだけはどうしても手放したくないと説得しようとした。
しかし、お嫁さんとしてはまるで元カノのことを話されているようで気分が悪いので、全て捨てて欲しいとお願いされた。
自分にとってももクロは元カノとかでは全くなく、心の支えだったのだと何度も説明したが、お嫁さんからはアイドルなんて若くて可愛いだけが取り柄で、何の才能もなくて歳を取ったら価値のない存在なのだと全否定された。

そこで引き下がれば良かったのだが、自分もついかっとなってしまい、ももクロは結婚しても子供を産んでもアイドルを続ける覚悟があり、日本人の働き方や生き方に対する考えを変えようとする素晴らしい理想を持っているのだと熱弁してしまった。
お嫁さんはそれに対して、どうせももクロなんて、1人1人が優れた才能があるわけでもないし、群れないと何もできず、大した思想もなく、社会的影響力もないんだからすぐに解散するに決まっているなどと、ももクロに対する罵詈雑言を捲し立ててきた。

そんなお嫁さんに対して、大人気ない自分は、ももクロのような飛び抜けた才能がない人達がありのままの自分を受け入れ、それでも不貞腐れずにコツコツ努力して、チームワークで活躍する姿こそが人々の胸を打つのだと言い返してしまった。そのあとはずっと平行線のままだった。


お嫁さんは本当に自分のことを好いてくれていて嫉妬で怒ったのだろうと思ったのだが、全くそうではなくアイドルが好きな人自体が大嫌いなようだった。
だから、職場で同僚女性が韓流アイドルの話題で盛り上がっていると物凄く嫌な気分になるのだと話してくれた。アイドルを好きになる人のメンタルそのものが嫌いなのだそうだ。

新婚生活を無事に過ごすためには、ももクロのグッズを捨ててお嫁さんの気持ちを宥めるしかないと諦め、今日は全てブックオフに売ってきた。
まさか、ネット掲示板でよく見かける夫婦のトラブルに自分自身が巻き込まれるとは全く想像していなかった。

お嫁さんはとても喜んでくれたが、自分は今完全に生きる気力を無くしてしまった。
それは思い出の詰まったグッズがなくなってしまったからではない。
自分自身の人生の意味の根幹に関わる価値観や人格を完全に否定されてしまったからだ。他人が全人生をかけて愛しているものが、自分にとって理解不能だったり、否定したいようなものでも、面と向かって否定しないのは人として最低限の礼儀だと自分は思っていた。そういう礼儀を欠いている人間とは絶対に関わりたくないと思って生きてきた。


お嫁さんは顔がとても好みだし、一緒に過ごしていて本当に楽しい。自分みたいなどうしようもない男と結婚してくれる人は2度と現れないだろうと思い、自分自身のこれまでの価値観、人生観を全て捨ててお嫁さんに合わせようと覚悟したはずなのに今は虚しさしかない。

帰り道は死にそうな顔をしていたらしく、お嫁さんが心配してくれた。お互いの物品整理のために一日中車の運転をしていたので、疲れたのだろうと思ってくれていた。グッズを捨てて落ち込んでいることがバレたら、激怒されてまた離婚話になりそうなので、この辛い気持ちには蓋をして墓場まで持っていく

自分は、研究者をしていた時にはまあまあ評価されていたし、前職の外資IT企業ではコンサルタントとして大手企業の厳しいお客さんに毎週プレゼンしていたし、今は日系大手企業の上級エンジニアとしてチームを率いているので、論理的に話す能力にはそれなりに自負がある。
何なら数理論理学も少し齧っている。それでも、論理的整合性に価値を置かない人に対しては、論理は全く無意味だというのを実感した。
そして、論理の手前にある根本的信念の対立こそが最も厄介だということは哲学研究で嫌というほど学んだのに、建設的議論の場に着こうとしない人物に対しては「言葉」は全くの無意味だというのも実感した。辛い


家にいるのが辛過ぎてスーパー銭湯に来たけど、物理的に胸が痛くて、何もする気が起きない。漫画を読む気力すらない。
どうでも良いポストを見たり、どうでもいいポストすることしかできない。このままだと何もできなくなりそう。

お嫁さん曰く、アイドルファンは下品で気持ち悪いから嫌いだけど、アイドルは嫌いではないみたい。今まで会った韓流アイドルファンやジャニオタが気持ち悪くて嫌いだったらしい。
会社の休憩中に大声で盛り上がるのが下品だと感じる模様。他人の趣味を下品だと見下す方がよほど下品だと思うのだが。

散歩から帰ってきたお嫁さんに別居を提案された。今日は(ももクログッズを捨てられたせいで)寝不足で疲れているだけなので、明日になったら元気になるよ、心配してくれてありがとう😊と伝えたら、「精神が安定していない人と一緒の空間にいると自分が疲れるので部屋を出たい」と言われた。

まあ離婚することは絶対にないはず。結婚する前から別居婚は提案されていて、別居の提案されたのはこれで3回目くらい。世間から未婚であることを非難されるのを逃れるために結婚したので、5年くらい別居して、結婚したという事実だけは作りたいと言われている。最初は冗談かと思ったら完全に本気だった

おわり

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